今日はいつもと少し違う視点で歯科医療を見ていこうと思います。
というのも先週の土・日曜に当院のセミナールームにて下條 茂先生をお招きして実技を含めたセミナーを受講しました。
下條 茂先生はカイロプラティックの先生で新潟を拠点に日本全国でご活躍されている方です。東京でも月に数日、頭蓋骨矯正を含めたカイロを行っているそうですが、なんと1年先まで予約が取れないそうです。
著名な方やスポーツ選手も見られているまさにスペシャリストですね。
そんな先生と当院の院長、たかみ先生が下條先生のセミナーを通して交流があったこともあり、特別セミナーとして当院にて歯医者に向けた講習をやることになりました。
テーマは「歯と身体を科学する」です。
人間の身体は「ズレ」というものが常に生じています。例えば「足を組む」という行為。これ一つでも身体は歪みズレが生じているのです。
これは歯の治療にも言えることがあります。
皆さんの中で歯科の治療後に身体の不調が出たことがある方はいらっしゃるでしょうか。その不調のほとんどの原因は歯科の治療が原因ではないでしょう。
しかし、歯の治療、その中でも噛み合わせに関わる治療を行なった方で頭痛、肩こりなどの症状が出る方がごく稀にいらっしゃいます。
これはなぜ出る方と出ない方がいるのでしょうか。その答えが今回のセミナーで少し分かりました。
人間をだるま落としのおもちゃのように想像してみてください。
そのだるま落としの下の方がズレているとします。その状態で頭の部分を調整したらどのようになるでしょうか。
倒れます。
これが生じることがあるのです。
このようにズレている状態で咬合治療を行なってはいけないことがあるということが身体の調整のプロから学べたのはとても勉強になりました。
今後、さらに勉強して噛み合わせと身体の関係を追求していこうと思います。
その実習中の写真です。
国立市で噛み合わせ治療に興味のある方、ぜひ一度いらしてください。スタッフ一同お待ちしております。