こんにちは国立t歯科Dr.ダイスケです。
2023年1月8・9日の休診日を利用しまして日本小児口腔発達学会の学会長である木村先生とアクティビティ(小児矯正に関する筋機能等の訓練)講師の廣橋さんに愛知県からお越しいただき、当院セミナールームとアクティビティルームにて二日間みっちりと小児矯正全般・OMT(Orofacial Myofunctional Therapy)に関してのセミナーを開催しました。
非常に実りあるセミナーで当院の小児矯正に追加で取り入れようというアクティビティもたくさんありました。MFT(口腔筋機能療法)の概念は現在の日本でも認知・実践されていますが、日々アップデートされている筋機能療法がOMTとしてこれから日本全体に広まっていくと感じます。
OMTは頭蓋・顎・顔面に関して正しい成長を促すことを重視した筋機能療法です。そしてButeyko呼吸法のインストラクターでもある木村先生の呼吸の講義はとても理解が深まり、呼吸に対する知識と大切さがまたアップデートされました。
後日スタッフ全員で当院セミナールームとアクティビティルームにて復習とディスカッションを行いました。
そして2023年2月11日に日本小児口腔発達学会の設立記念講演会に参加して来ました。2022年8月に設立されたこの学会は、歯並び等はもちろんですが、気道などあらゆる項目にフォーカスして子供たちの理想的な成長を促そうという学会です。
成人矯正がなるべく不要になるよう小児期から予防する…。正しい頭蓋顔面の成長を促して、子供達が最大限のパフォーマンスを発揮できるように…。というような考えがだんだんと浸透してきて、日本全体でも変化がすごく起きていることに感動しました。
現代の日本では統計によると約70〜80%の子供達が不正咬合ということらしく、昔でいう「虫歯の洪水」時代から現代の予防歯科が発展してきたのと同じように、「不正咬合の洪水」時代なので小児期から予防しよう!という変化はすごく似ているように感じます。
歯並びの不正は9割が環境によるものと言われていますので、小児矯正をしっかり行うことによって正しい頭蓋・顎・顔面と筋肉の成長があれば将来的に不正咬合になる確率は限りなく低くなり、正しい噛み合わせと歯並びに誘導され、2期矯正(成人矯正)を行わずに済む、もしくは比較的楽に2期矯正を済ませられる…と、予防効果が絶大に思えます。
過去の常識が現在の非常識になり、現在の常識が未来の非常識になっていくのだな…とも痛感しました。
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