前回に続き、今回も歯科のアメリカ補綴学会(補綴とは被せ物やインプラントなどのことを言います。)に参加してきたのでその報告をします。
ツアーの後半ではシカゴに移動です。この時期のシカゴではアメリカの学会が集中して行われています。今回参加する補綴学会を始め、いくつもの団体が学会やセミナー、またデンタルショーなどを開催してます。
まず、シカゴにてアメリカのデンタルショーに行ってきました。
日本でもデンタルショーは行われますが、アメリカと日本の大きな違いはまず規模です。
アメリカのデンタルIQは高く、それに準じて歯科に関わる企業は日本と比較すると多いです。
それに比例して規模も大きくなるわけですね。そのため日本ではなかなか見ることのできない最新の機材、歯科材料などを見ることができました。
その中でも今回非常に興味を持ったのが「Mora Vision」というものです。
マイクロスコープは現在、歯科のスタンダードになりつつあるのは言うまでもありません。
当院でもマイクロスコープを用いて根の治療などを行なっています。
この「Mora Vision」はマイクロスコープより1段階進歩したものと感じました。
どのようなものかと言うと、簡単に言ってしまえば、マイクロスコープの映像をテレビを通して3Dで見ながら治療できると言う代物になります。
実際に触っているところの写真です。
治療しているようには見えないかと思いますが、3Dで見えることにより今までの2Dとは違い、奥行き感がありました。
この「Mora Vision」の説明に来ていたのがDr.Mora 開発した先生です。
この方、マイクロスコープをお使いの先生はわかるかと思いますが、非常に著名な先生です。
とても熱い情熱を持っており、気さくな良い先生でした。
しかも最終日はご飯に誘っていただき、マイクロスコープを含めた有意義なお話ができました。
今回のアメリカツアーを通して、感じたのは改めて歯というのは大事なものであり、健康を保つには必須であること。また、人生を幸せにするために必須なものであるということを再認識しました。
この経験を今後の歯科に還元していきたいです。
国立市でマイクロスコープを用いた治療に興味のある方、是非一度いらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。