小児矯正治療
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永久歯が生えそろうまで待たないで!成長期の「今」やるべき小児矯正!
国立において小児矯正歯科への通院をお考えの方は、ぜひ以下の項目をご確認いただきたく思います。小児矯正は単に歯並びの見た目をよくするというだけにとどまらず、お子様の発育や健康にも関わってくるものです。適切な方向へと子供の歯列・顎骨を整えることで、集中力不足の解消やアレルギー、喘息、鼻炎といった症状の改善まで、様々な効果が見込めることでしょう。当院では国立市では取扱いの少ない小児矯正治療であるMRC矯正を行っている観点から、小児矯正治療の重要性について解説します。
国立・西国分寺駅周辺より多数の児童が通院しています
国立t歯科では、国立市立 国立第八小学校・国立第二小学校・桐朋学園小学校・国分寺市立第五小学校や国立音楽大学 附属幼稚園・小百合幼稚園・和光保育園・ねぎし保育園などに通学・通園されている児童が多数通院されています。
国立駅・西国分寺駅周辺で小児矯正をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。
お子さんにこんな症状があれば要注意です!
- リラックス時に口がぽかんと開いている
- 唇を閉じると口角が下がり、いわゆるへの字になる
- 飲み込む時に唇に力が入る
- 飲み込む時に頭を動かす
- 発音に問題がある、滑舌が悪い、舌足らず
- 口を開けたまま、クチャクチャと音を出して食べる
- 鼻で呼吸が出来ない
そもそも、子供の歯並びはなぜ悪くなるのか?
大きな原因の1つに歯並びの土台となっている顎骨の成長不足があります。顎骨が成長不足を起こしていると気道が狭くなったり、口呼吸を起こしやすくなります。
本来その子供がもっている成長能力を引き出し、成長不足を改善することがとても大切です。さらに舌をはじめとする歯を取り囲んでいる筋肉の正しい位置、正しい機能をトレーニングすることで、後戻りしない、美しい歯並びを獲得していきます。
顎の骨の位置や大きさに問題がある場合のデメリット
近年では柔らかく食べやすい食物が増えたため、お子様もそうしたものを食べる機会が増えています。そのため顎骨の位置にズレが生じたり、本来の大きさよりも顎骨が小さかったりといった問題が生じています。
これにより空気の通る鼻腔部分が狭くなって呼吸に支障が出る、あるいは歯の収まるスペースが不足して歯並びが乱れる、さらには舌の置かれるべき位置も定まらないために喉側へと落ち込み気道が圧迫される、などといったデメリットが発生します。加えて、いびきや口呼吸などの原因ともなります。
《口呼吸による弊害》とはどういうことなのか
子供の歯並びが乱れる時、9割の子供に呼吸・筋肉の問題があります。近年、増えている口呼吸の子供たちが鼻呼吸でしか得られない空気を「加温・加湿・除菌」することができず、免疫の低下、喉や扁桃腺の腫れを引き起こします。
さらに、口呼吸により身体の細胞の栄養源である酸素が充分に行き渡らない為、「寝起きが悪い、疲れが取れない」などの症状が出る子供も少なくありません。
舌位を調整し、呼吸を改善する小児矯正法!「MRC矯正」
MRC矯正というのは、気道を確保して顔面の骨格の成長を適切な方向へと導くことで、呼吸及び永久歯による咬み合わせを望ましい状態へと誘導する矯正治療をいいます。呼吸を改善することによって、間接的に歯並びや姿勢、アレルギーや集中力の低下といった諸々の問題を解消していくという方法なのです。
舌位の改善とは?舌の位置で顎骨の成長の良し悪しが決まる!
口を閉じてみて、舌の位置を確認してください。舌の先はどこに触れていますか?上顎の歯の裏の上のあたりに舌がくっついていますよね?その位置が正しい位置です。
舌は、飲み込む動作(嚥下)をする時に、上顎に500gの力を加えていると言われています。歯を動かすのに必要な力は1.7gと言われるのを考えると非常に大きな力を上顎にかけているのがわかります。
では、次に口をぽかんと開けてください。舌はどこにありますか?上顎にくっついていないですよね?
上顎(上顎骨)は何の力もかからないと重力の働きでどんどん真下方に落ちるように成長します。本来であれば、舌が常に歯の裏に当って前上方への力が加わることで、前方への成長が前下方へ変わることが適切な成長ですが、真下方へのみ成長してしまうことで、上顎骨自体で前方方向に小さく成長してしまうのです。
結果、舌が収まるスペースが狭くなり、舌が喉方向へ落ち、気道を圧迫し、同時に歯列アーチが小さくなり、歯並びが悪くなります。
上顎骨を成長させると鼻が高くなる!?(出っ歯にはなりません)
治療後、お父さんお母さんから「この子、鼻が高くなった気するんです!」と言われることが有ります。それは、成長不足であった上顎骨全体が正しい方向へ十分に発育できた証拠でもあります。
この写真の頭蓋骨模型の鼻のあたりのエメラルドグリーンで示されたのが上顎骨です。上顎骨は、上は鼻のつけ根から横は頬の際までと顔面の中で、とても広範囲を占めています。この上顎骨を成長させると、歯並びだけでなく、顔貌の変化がみられることも少なくありません。
「上顎を成長させるということは、出っ歯になるのでは!?」と思われた方もご安心ください。上顎骨全体(鼻周りのエメラルドグリーンの部分すべて)を前方へ成長させます。「上顎の骨だけ」前方に成長させるわけではないので、出っ歯にはなりません。
MRC矯正(小児矯正)とはどういうことを行うのか
歯並びの乱れの要因ともなっている筋の機能を改善することで、きちんとした鼻呼吸ができるようにします。トレーナーという装置を装着し、筋機能のトレーニングを行います。そして舌の位置をどのようにするか、物の飲み込み方はどうするのかといったことを覚え、顎骨の成長を促します。これによって歯並びも揃い、口元が美しくなります。当院では小児矯正の専用のアクティビティルームを備えており、そこで舌位を調整する訓練や骨格、姿勢の改善指導も行っております。
舌の位置の練習
クセがあったりした場合に、舌位のおかしい状態を練習を繰り返すことで改善します。
正しい姿勢の練習
子供のうちから正しい姿勢ができるようアクティビティも行います。これらはすべて小児矯正アクティビティルームで行います。
胸を開く・横隔膜を使う練習
ストレッチポールを使って正しい呼吸や姿勢に必要な筋肉をストレッチします。
当院の小児矯正の治療例(Before&After)と解説
年齢・性別 | 9歳女児 |
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治療期間 | 1年2ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費 | 385,000円/税込(矯正装置料・調整料込) |
出っ歯を治したいと無料相談に来院した小学3年生の患者さんです。当院に来るまでに2軒の矯正専門医院にて相談したところ、いずれも抜歯が必要との説明だったようです。できるだけ抜歯はしたくないとのことで当院の治療を希望なさいました。
この患者さんの出っ歯の原因は骨格的なものではなく 強すぎる歯軸傾斜によるものでした。そして、その歯軸傾斜の原因は口腔周囲筋のアンバランスでした。私たちの歯は、24時間力を受けています。噛む力と筋肉の力です。噛む力についてはイメージ出来ると思いますが、筋肉の力についてはイメージしにくい方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、前歯について考えてみましょう。私達の前歯の周りには、どんな筋肉があるでしょう。前歯の内側には「舌」、外側には「唇」があります。両方とも筋肉です。そして、この二つの筋肉の力がプラスマイナス0のところに前歯は並んでいきます。ですから、これらの筋肉にアンバランスがあると前歯の歯並び噛み合わせは乱れてゆきます。
この患者さんの治療は、トレイナーというマウスピースのような装置を睡眠中+1時間使うことと、毎日3分程度の筋肉トレーニングを行うことでした。この患者さんは、ご家族の協力もあり、トレイナーと筋肉トレーニングを積極的に行い美しい歯並びになりました。歯並びに影響を与える口腔周囲筋のバランスを整えていますので、この美しい歯並びは後戻りすることなくキープできることと思います。
続々更新中!その他の小児矯正治療症例はこちらから
国立t歯科で実際に行った小児矯正治療症例をご紹介します。下記をクリックしてご覧ください。
MRC矯正(小児矯正)のプロセスについて
① 歯並びの無料相談
お子様の定期検診の際にご相談いただいてもいいですし、お電話をくださっても構いません。歯並びに関する問題については、どのようなことでも遠慮なさらずにお聞きください。治療の手順や方法、簡単な助言などについては無料で対応致します。国立市にお住まいの方でも国立市外の方でもご相談無料で承ります。
② 検査・分析結果の説明
矯正治療を行いたいというご希望があれば、まずはレントゲン写真を撮り、歯型などを取ります。それらを基に当院で分析を行い、後日に考えられる矯正治療の方法についてご説明を差し上げます。どのような装置を用いて、どのくらいの期間の治療を要するのか、いくらくらいの費用がかかるのか、といったことも併せてご説明致しますので、ご自宅でご検討ください。
③ 小児矯正治療の始まり
ご説明に納得をいただいたのであれば、矯正治療を開始します。※取り外しが出来る装置は、装着時間が短いと十分な効果を得られない場合がございますので、ご家族のサポートが重要です。
④ 矯正装置の確認と調整
矯正装置を装着し始めてからは、基本的に1カ月に1度のペースで矯正装置の確認と調整のための通院が必要となります。
小児矯正を始めるのは何歳くらいからがいい?
当院で推奨する矯正治療の開始年齢としては5~8歳であり、遅くとも10歳くらいまでには行うことが望ましいと考えられます。年齢が低く、乳歯と永久歯が混在している時期に矯正治療を開始することで、治療も容易になり、お子様への負担も減るからです。また治療に掛かる費用も抑えることができます。ただし、3歳頃の乳歯列期でも「受け口」になっている場合は、その時点で治した方が良い場合もあります。
小児矯正治療費用
※下記すべて税込となります。
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
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精密検査/診断費 | レントゲンや模型などの資料を取り、診断をして、診断結果を患者さまにお話しするまでにかかる費用です。 | 44,000~88,000円 | |
小児矯正(混合歯列期) | 乳歯と永久歯が混在している時期に行う治療です。咬み合わせやあごの形、大きさを整え、永久歯がきちんと生えそろうように誘導する治療です。 ※矯正装置+調整料含む |
385,000円/MRC治療 550,000円/MRC+骨格拡大(側方) 605,000円/MRC+骨格拡大(前方+側方) |
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矯正期間中の調整費 | 矯正装置の調整に毎月ご来院いただきます。 | 0円(上記治療費に含む) |
【コロナ特例】自宅にいながら矯正相談!メール無料矯正相談実施中!
国立t歯科では、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴いまして、歯並びや咬み合わせの治療法や費用などについて、ご自宅にいながら相談ができる「メール無料矯正相談」を実施しております。
ご自分の歯並びやお子さんの歯並びで気になることやお悩み等がありましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。
国立市にて小児矯正治療をお考えの方へ
国立t歯科の小児矯正は、顎の健全な発育や呼吸の正常化、それらに伴う歯並びの矯正といった流れを重視しております。国立において小児矯正歯科の受診をお考えの方は、一度当院までご相談ください。お待ちしております。
国立以外からのご来院も多数!小児矯正治療を行った方の体験談をご紹介
最後に、当院で子供の歯列矯正を行った患者様の矯正治療体験談をご紹介します。
クリックで拡大表示しますので、子供の歯並びについてお悩みをお持ちの方や、小児矯正治療をご検討中の方は参考になさってください。