虫歯で神経が露出しても神経を取らない治療VPT|国立t歯科

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虫歯で神経が露出しても神経を取らない治療VPT

今回は以前ブログにも掲載した「VPT」の症例をみていこうと思います。

簡単におさらいしておくと「VPT」は「Vital Pulp Therapy」のことで生活歯髄保存療法というものに大別されます。

通常、虫歯の処置などで神経が露出してしまった場合、「抜髄」という神経を取る処置になります。

歯の神経は単純に痛い、しみるなどを知覚するだけでなく血液などが通っており、組織の一つとして重要なものになります。

その神経という組織を保存できる可能性を引き上げる治療が「VPT」になります。

ここで1つ重要なのが 

神経を取る=歯の寿命を縮める

には必ずしもならないということを理解しておいてもらうことです。

神経を「健康」な状態で保存することは大きなメリットがあると思います。

しかしながら「弱っている神経」「不健康な神経」を無理に残すことはメリットはありません。

むしろ早期に神経を取り除き、感染を防ぐことで歯の周囲組織を守ることができます。

VPTの治療にあたってはその処置を行う歯の神経がどのような状態かを把握していくことが大切になります。

では実際に症例を見ていきましょう。

レントゲン上で左上6番目の歯に大きな虫歯が確認できます。症状は特にないとのことですが、露髄する可能性があったのでVPTの対応の有無について確認し、VPTの希望がありましたので感染防御を行い、虫歯を取り除いていきます。 

虫歯を取り除いていくと出血を認め、露髄が確認できたのでVPTに移行していきます。

炎症が存在すると思われる歯髄を滅菌したバーにて取り除いていきます。その上でマイクロスコープ下でよく観察し、止血が確実にできているか確認していきます。


 
 その後、露髄面をMTAセメントにて封鎖し、硬化を確認したらセメントにて封鎖していきます。

術後のレントゲン写真です。

今回の症例は術後症状等なく、今後問題なければ部分的な詰め物(インレー)にて修復していく予定です。

今回の治療費はVPTが30000円、最終的な詰め物が5〜70000円となってます。

 

一連の治療を簡単にまとめた動画も見ていただければと思います↓ 
 
 
 

 

 

このように歯の治療は日々進歩しております。

国立市で歯医者をお探しの方、自分の歯の状態や治療について知りたい方はぜひ一度いらしてください。

スタッフ一同お待ちしております。

 

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