矯正治療によって口呼吸を改善した症例|国立t歯科

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矯正治療によって口呼吸を改善した症例

矯正治療によって歯並び・口呼吸を改善した症例

歯並びを改善したいと来院された患者さまです。こちらの患者さまは、クロスバイト(下顎の歯が上顎より外側にある状態)や歯の傾き、上下の臼歯の位置が近いことが原因で「顔の歪み」「前歯で噛めない」「口呼吸」などの問題が生じていました。

初診時の口腔内

見た目の問題はもちろんですが、前歯で咀嚼できないことによって消化器官や奥歯の負担が大きくなるため、胃腸障害や奥歯を喪失するリスクが高くなります。また、口呼吸の方は常にお口が開いている状態となり、お口周りの筋力が低下することでさらなる歯並びの悪化や顔貌の変化が生じます。さらにお口の中が乾燥することによって唾液の除菌・自浄作用が低下するため、虫歯や歯周病リスクを高めます。

鼻呼吸と口呼吸

そもそもお口は本来、呼吸をするための器官ではありません。運動後などで体が酸素を大量に必要とする際に鼻呼吸の補助的な役割を担っているに過ぎません。

また、鼻には呼吸時に外部のウィルスや有害物質を体内に侵入させないためのフィルターのような機能が備わっていますが、お口にはありません。そのため、口呼吸の方は、風邪やインフルエンザなどの病気にもかかりやすくなってしまいます。

上記のことを考慮し、歯並び・噛み合わせをはじめ、口呼吸の改善を目指した治療計画を立案しました。

矯正治療前後の比較

【歯並び・噛み合わせ】

歯並び・噛み合わせ

矯正治療によって、歯軸傾斜・クロスバイト・上下の臼歯の位置関係・偏位(上顎と下顎の中心が合っていない状態)・前歯の噛み合わせなどが改善・緩和されました。

【顔の歪み】

顔の歪み

矯正治療によって、顔の歪みが改善されました。

【口唇の形(バランス)】

顔の歪み

矯正治療によって、口唇の形(バランス)が改善されました。

【呼吸】

呼吸

矯正治療によって、口呼吸から鼻呼吸へと改善されました。

約10ヵ月間の矯正治療によって、歯並び・噛み合わせをはじめ、顔貌や呼吸などの審美面・機能面についても改善することができました。

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