歯根破折≠抜歯 の治療症例|国立t歯科

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歯根破折≠抜歯 の治療症例

抜歯率の高い歯根破折歯を根管治療と接着治療によって保存した症例

初診時の口腔内

『左上奥歯で噛んだ時に痛みがある』との主訴で来院された患者さまです。レントゲンを撮ってみると、歯の神経が治療されている歯でした。神経の治療が不十分だったので冠を取り、内部を精査しました。内部は肉眼でも分かるほど大きなひび割れが2つありました。歯根破折は一般的に抜歯となることが多い症例です。

患者さまと相談した結果、再び根管治療を実施して破折部分を接着して歯の保存を試みるという治療計画を立案しました。

根管治療の実施

根管治療の実施

まずは当該歯の根管治療を実施し、歯の内部にある感染物質を除去、洗浄・殺菌後に根管充填まで完了しました。

破折した歯根の接着・支台築造

歯根の接着・支台築造

根管治療後、破折した根管部分をSB(スーパーボンド)にて接着し、同時に支台築造も行いました。その後仮歯で経過を観察しました。

治療完了~経過観察

治療前後の比較

治療完了後、約5年間経過観察を行いました。患者さまは咬合痛もなく、よく噛めるとのことでした。レントゲン写真的にも良好です。今後も経過観察を行っていきます。

年齢・性別 55歳 女性
治療期間 1ヵ月
治療回数 1回(根管治療を除く)
治療費 実費
リスクなど 再度の根管破折の可能性 (要対策)

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