小児矯正治療によって口呼吸を改善した症例
小児矯正治療によって口呼吸を改善した症例
小児矯正治療によって、歯並び・噛み合わせ・口呼吸を改善した症例をご紹介いたします。
初診時
出っ歯を改善したいとのことで来院された男の子です。初診時は出っ歯のため、唇が閉じにくい状態でした。無理にお口を閉じようとすると唇が前に突き出た状態になり、オトガイ筋過緊張(顎のシワ)がみられました。また、お口が開いていることによって日常的に口で呼吸をしていました。
子どもの時から口呼吸が癖になっていると、常にお口がポカンと開いている状態になります。そうすると、お口周りの筋肉が正常な発達をせず、歯並びや噛み合わせの悪化、アデノイド顔貌(鼻の奥にあるアデノイドの肥大が原因で起こる面長でのぺっとした顔貌)になるなど、様々な悪影響が生じます。
また、お口の乾燥によって唾液の除菌作用が低下し、虫歯や歯周病になりやすくなったり、口呼吸は外部のウィルスや有害物質をそのまま体内に取り込んでしまうため、風邪やインフルエンザなどの病気リスクが高くなります。
上記のことを考慮し、小児矯正で歯並び・噛み合わせ・口呼吸を改善し、さらに呼吸・筋肉トレーニングを行うことで機能的な歯並び・鼻呼吸を定着させるという計画を立案しました。
小児矯正治療の実施
【歯並び・噛み合わせ:治療前】
【歯並び・噛み合わせ:治療後】
矯正治療によって、主訴である出っ歯が改善されました。
【お口の開閉 】
出っ歯が改善されたことで、力まずにお口を閉じられるようになりました。治療後はオトガイ筋過緊張(顎のシワ)もありません。
【呼吸】
ポカン口が改善し、口呼吸から鼻呼吸になりました。
【首の角度】
歯並び・呼吸の改善によって首の角度も変化しました。
呼吸・筋肉トレーニングの継続
美しく機能的な歯並び・鼻呼吸を定着させるためには、筋肉のバランスを整えることがとても大切です。矯正治療後は、呼吸・筋肉トレーニングをさらに続け、舌の筋肉トレーニングも行いました。
小児矯正治療前後の比較
矯正治療と呼吸・お口周りの筋肉のトレーニングによって、歯並び・噛み合わせ・顔貌・口呼吸が改善されました。永久歯列期まではトレーナーを使用して舌の位置や鼻呼吸を意識し、4ヵ月に1度クリーニング・フッ素塗布(保険診療)を行い、成長を観察していきます。
小児矯正について詳しくは小児矯正歯科ページからご覧ください >>
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