インプラント症例
今回は「インプラント」の症例をみていこうと思います。
症例を見る前に「インプラント」について簡単に説明していきます。
「インプラント」は日本語表記にすると「人工歯根」なるもので、歯を喪失した箇所に対して、純チタン製のネジのようなものを埋入し、その上に被せ物をしていく治療を「インプラント」治療と言います。
よく勘違いされているので多いのが、虫歯が大きくなり根っこの状態の箇所に根管治療を行い、土台をたて、被せ物を入れた箇所を「インプラント」治療と間違える方がしばしば見受けられます。
あくまで「インプラント」は根っこも含めてすべての「歯」がなくなってしまった箇所に行います。
この「インプラント」による治療での重要なポイントは術前の診断、診査、治療計画です。
「インプラント」治療では純チタンのインプラント体と埋入する骨とがくっつくこと(オッセオインテグレーションといいます)により、被せ物を入れて歯としての機能を回復させます。このオッセオインテグレーションがインプラント治療の成功に大きく関与してきます。
しかしながら、例えば重度の糖尿病や歯周病を抱えている方、骨粗しょう症の方、喫煙される方などはインプラントするにあたり慎重になる必要があります。
また、骨の形態を正しく理解し、どのようにアプローチするのかを事前にシュミレーションすることが重要かと思われます。
ここで症例を見ていきます。
この方は左下の5番目の歯が先天的に欠損しており、乳歯が残っていましたが、インプラント以外の治療方法含め相談を行い、インプラントにて治療することになりました。
インプラントを入れる前と後の写真+レントゲン写真です。
その後、2ヶ月ほど待ち、被せ物を作製し、SETしていきます。
インプラント治療は欠損箇所に対する治療として有用なものの一つになります。
国立市でインプラント治療に興味のある方、是非一度当院にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。