開咬の矯正治療例(30代女性 治療期間1年7ヶ月)
開咬(前歯が開く)の治療例(Before&After)と解説
今回は開咬(Openbite)の症例です。
不良歯並びの原因の多くは、先天的つまり遺伝ではなく「後天的要素」だと思っています。 そして後天的要素の中で多いのが「舌や唇の筋肉のアンバランス」です。
舌や唇の筋肉のアンバランスが不良歯並びの原因?
はい、そうなんです。
ですから、不良歯並びの治療(矯正治療)は、歯だけ診ていては良い結果は出ません。開咬(Openbite)は、その最たるものです。
治療方針について
そのため、今回の患者さまも歯並びを整えることと並行してMFT(口腔筋機能療法)を行い「筋肉のアンバランス」を改善していきました。
具体的には下記のことを考慮し、適切な治療計画を立案しました。
「低位舌・舌突出癖」という舌の問題の解決のための舌筋トレーニングを実施。
口呼吸から鼻呼吸へ改善。
※そのためにも低位舌の改善は重要です。また、スムーズに唇を閉じられるように唇の筋肉トレーニングも大切です。
嚥下(飲み込む)時の口腔周囲筋のアンバランス改善のための筋肉トレーニングを実施。
矯正治療の実施
【歯軸傾斜改善前】
【歯軸傾斜改善後】
矯正治療とMFT(口腔筋機能療法)によって、開咬(Openbite)と歯軸傾斜が改善しました。
※下前の歯の隙間は、歯軸傾斜改善と歯肉炎改善とによるものです。
【アーチ狭窄改善前】
【アーチ狭窄改善後】
矯正治療とMFT(口腔筋機能療法)によって、アーチ狭窄が改善しました。
【側方歯 歯軸内側の治療前後の比較】
矯正治療とMFT(口腔筋機能療法)によって、側方歯の歯軸内側が改善しました。
矯正治療前後の比較
矯正治療とMFT(口腔筋機能療法)によって、歯並び・舌や唇の筋肉のアンバランスを整えたことにより、開咬(Openbite)・歯軸傾斜・アーチ狭窄を審美的、機能的に改善することができました。
年齢・性別 | 30代女性 |
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治療期間 | 1年7ヶ月 |
抜歯 | なし |
治療費 | 1,100,000円/税込 |
リスクなど | ・矯正に伴う鈍痛が生じる場合があります。 |
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