以前このようなことを聞かれたことがあります。
「マイクロスコープで歯科治療をすると何がいいの?」
ごもっともな質問ですね。
その質問に答えるにあたり、マイクロスコープのメリットを理解する必要があります。
・拡大視野での治療による精密な治療
・明るい照明下での明瞭な治療
・歯科治療の記録による確認
これらが主なメリットなんです!少し難しい言葉で書いていますが、簡単に言ってしまえば、
・よく見えて・明るくて・写真、動画も撮れる
ということです。
このことを理解するために先日、患者さんご自身の歯の写真を撮影してお見せしました。それがこれです。
このマイクロスコープによる写真を見てもらい、患者さんに虫歯があることを実際に理解してもらいたかったのですが、さてどこに虫歯があるかわかりますか?
ここまで拡大されていると非常にわかりやすいかと思いますが、正解は
歯の隣り合う部分(隣接面)からの虫歯で噛む面には明らかな欠損(穴)は認められません。ただし、この上の部分を少し削ってみると、、、
(拡大率が低いですが)中で虫歯になっているのがわかります。
これくらいの虫歯になると何かしらの症状が出てきてもおかしくない大きさなので、早めに治療ができてよかったです。
話は戻って最初の写真を患者さんに見せた時に意外な言葉が返ってきました。
「詰め物が全然合ってないですね」
これは意外でした。確かに写真を見てみると銀歯の適合が不十分なのがわかります。
確かに僕も内心ですが
「適合が良くないな」
と思っていました。
まだ当院に通院し始めたばかりだったこともあり、まずは主訴を説明しようと思っていたので、あえて伝えてはなかったんです。
けれど、患者さんご自身からの言葉に驚きつつ、改めて「マイクロスコープ」の凄さに驚かされました。
この患者さんは詰め物を入れては虫歯になってやり直す「2次カリエス」に悩んでいらっしゃいました。
このような詰め物の不適合は2次カリエスの誘発につながるので極力避けたいですね。
マイクロスコープによる歯の治療は多くのメリットがあります。今後も当院での治療には積極的にマイクロスコープを用いて、
精密・明瞭・記録
これらを中心に歯科の治療に取り組んでいこうと思います。
国立市でかかりつけの歯医者を探している方、マイクロスコープの治療に興味のある方、是非一度当院にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております。